勉強

SFを久しぶりに読もう

皆さんSFは好きですか?私はサイエンス・フィクションの小説が好きで、天冥の標、三体、火星の人、プロジェクト・ヘイル・メアリー、マーダーボット・ダイアリーなどが大好物です。

忙しくてしばらく読んでいなかったのですが、Geminiさんが出たのでこれらのSFが既読の方に、次にお勧めのSF小説を理由とともにいくつか推薦してもらいましたので共有します。

1. 『虐殺器官』または『ハーモニー』 (伊藤計劃)

  • 作風が合う理由:
  • 『三体』『天冥の標』好きへ: 伊藤計劃作品は、現代社会の延長線上にあるテーマ(戦争、テクノロジー、ユートピアとディストピア)を極限まで突き詰める、哲学的かつ知的な思考実験の要素が非常に強いです。特に『虐殺器官』は、人類の行動原理という根源的な問いを、緻密な世界設定とハードな展開で描きます。
  • 知的衝撃度: 『三体』のような、**読者の常識を揺さぶる「アイデアの力」**に惹かれるなら、彼の描く「言葉」や「意識」といったテーマの扱いは、新たな衝撃となるでしょう。
  • 推しポイント:「ただの設定」で終わらせない、人間の本質に鋭く切り込む世界観。読み終えた後、しばらく現実の世界が違って見えるほどの、強烈な読書体験が待っています。

2. 『ニューロマンサー』 (ウィリアム・ギブスン)

  • 作風が合う理由:
  • 「サイバーパンク」の金字塔: 『三体』や『天冥の標』が壮大さやハードSFに傾倒しているのに対し、この作品は、荒廃した近未来の空気感とデジタル世界のリアリティを深く描いています。
  • 『火星の人』『プロジェクト・ヘイルメアリー』好きへ: SFのジャンルは違えど、徹底したプロフェッショナルな主人公が困難に挑むという構図や、後のSF作品に多大な影響を与えた**「古典」を読む楽しさ**があります。その退廃的でクールな世界観は、SFの「熱」を再び呼び起こします。
  • 推しポイント:ネット、AI、電脳空間といった概念がまだ未成熟だった時代に、そのすべてを予言し、定義した伝説的作品。すべてのSF小説のDNAを覗き見るような、背筋が凍るほどクールで知的な体験です。

3. 『時間線』 (ロバート・チャールズ・ウィルスン)

  • 作風が合う理由:
  • 『プロジェクト・ヘイルメアリー』好きへ: ウィルスン作品は、「もし○○だったら?」という設定の魅力で読者を惹きつけます。特に『時間線』は、一見穏やかな日常の中に突如として巨大な異変(ある場所から見ると地球が「過去」になっている)が発生し、その謎を解き明かす中で、主人公の個人的な物語が宇宙的なスケールへと昇華していきます。
  • スケール感と人間ドラマの融合: 『天冥の標』のような巨大な仕掛けと、そこに巻き込まれる人々の心情を丁寧に描く点で共通しており、壮大さと感動を両立させています。
  • 推しポイント:**「世界の法則が根底から変わってしまったら?」**という問いを、非常にロマンチックかつ知的に追求しています。ハードSF的な設定でありながら、**心が温まるような「人間ドラマ」**に満ちており、久しぶりのSF読書に最高の余韻を残してくれるでしょう。

Geminiさんはこちらの3作品を提示してくれました。インターネットに溢れる情報の中から、類似性や関連性をもとに次はこれを読んで見ては如何かと提示してくれる、こんなアシスタントを待っていました。そのお勧めに沿ってどんどん読んでいき、未読の作品がいよいよ無くなってきたら、まだ翻訳されていない外国のSF小説を翻訳してもらったり、さらには新しいSF小説をGeminiさんが生み出してくれたりするのでしょうか!?

この現実そのものが少しSFじみていて、良い時代に生まれて幸せです。

そして3作品の中で虐殺機関とハーモニーは既読だったので、ニューロマンサーを読んでみたいと思います。AI、インターネットの概念がまだ一般的でなかった時代に予言的に現れた伝説的作品、楽しみだなあ。